6/2(土)に開催した第23回研修会は、産業医・看護職を中心に120名の方にご参加いただき無事に終了しました。
前半は、神村栄一氏による講演「産業領域でフル活用する認知行動療法-理論技法の概説と事例による学び-」でした。認知行動療法は自然治癒をプラスへ刺激する行動科学的工夫の集まりであり、もともと自然治癒がそこそこある心の不調に対して有効であるとのことでした。この他にうつの成人男性の事例紹介やストレスチェックについても触れていただきました。
神村栄一氏
後半は、田村三樹夫氏による講演「化学物質の有害性の特定とリスクアセスメントの進め方-SDSの活用-」でした。リスクアセスメントの対象となる化学物質等に係る危険性有害性に関する情報とそれらの定量的リスク評価・定性的リスク評価について解説していただきました。その後、リスクラベルについての個人ワークを行い、結果に基づく健康障害防止措置についての説明もありました。
田村三樹夫氏
また、今回は2018年度の総会も併せて実施しました。幹事の交代があり、規約を変更しました。