産業医向け(日医認定産業医研修)セミナー一覧表にC-9-2を追加しました。
看護職、事業者向け(WEBセミナー含む)セミナー一覧表にC-9-2を追加しました。
産業医向け(日医認定産業医研修)セミナー一覧表
看護職、事業者等向け(WEBセミナー含む)セミナー一覧表
2021年度日本産業衛生学会北陸甲信越地方会を新潟産業保健研究会として兼ねて実施しました。
講演Ⅰ
「臨床現場から見た新型コロナウィルス感染症」
講師 影向 晃先生 新潟市民病院感染症内科科部長・感染制御室長
講演Ⅱ
「withコロナ時代のメンタルヘルス対策」
講師 後藤 雅博先生 (医)崇徳会 こころのクリニック ウィズ院長
講演Ⅲ
「コロナ禍で始まった在宅勤務と社員の健康管理」
講師 牛膓 伸枝先生 ㈱INPEX 国内E&P事業本部 保健師
10月2日に開催された産業保健セミナー「治療と仕事の両立支援」(講師:産業医科大 立石清一郎准教授)のダイジェスト版をアップしました。
新型コロナウイルス感染拡大により2020.6.6に予定していた内容を延期して実施しました。
講演Ⅰ
「職場復帰支援 ~治療と仕事の両立を支援する~」
講師 竹田 透先生 労働衛生コンサルタント事務所オークス所長
講演Ⅱ
「職域における口腔保健の活かし方~全身の健康づくりの一環としての口腔保健~」
講師 加藤 元先生 日本アイ・ビー・エム 健康保険組合 産業歯科医
62名の参加者があった第26回研修会は、石綿と禁煙の2つのテーマで講演を行いました。
はじめは、外山尚樹氏による講演「これからの石綿対策(演習付)」でした。
2004年にアスベスト入り建材が使用禁止となりましたが、20~40年という長い潜伏期間を考えると今後も中皮腫り患者の増加が予測されているとのことです。また、暴露は大工さんなどの石綿作業によるものだけでなく、建物の吹付材を原因とした建物内の人、さらには発生源の周囲の人も石綿被害を受けてしまうと改めて認識しました。
講演の後に、飛散事故の新聞記事を事例として取り上げ、グループ討議・発表を行い、産業保健スタッフとしてどのうように関わることができるのかを考えました。
外山尚紀氏
次は、望月友美子氏による講演「健康経営は禁煙から~WHO「禁煙革命」と日本対がん協会の禁煙戦略」でした。
望月友美子氏
日本対がん協会は、①喫煙者をなくす ②受動喫煙をなくす ③喫煙開始をなくす ④たばこ産業との利害をなくす ⑤新型タバコもなくす という「タバコゼロ宣言」を唱え、多様な活動を行っているとの紹介がありました
タバコをドラッグとするならヘロイン・コカインに次いで依存が強く、紙巻きタバコによる喫煙者は減っているものの新型タバコや電子タバコが手を変え品を変え業績を伸ばしており、それによって現在減少している肺がん死亡者が、遠い将来、再び増加することが懸念されるとのことでした。
講師の精力的な活動と、「タバコゼロ」に向ける熱意が伝わる講演でした。
ストレスチェックをテーマに第25回研修会を開催しました。10連休の影響か申し込みがなかなか伸びずに心配しましたが、当日は104名の方が参加し、盛会にて終了しました。
講演1は金子美貴子氏による「ストレスチェック後の職場環境改善支援~集団分析結果が戻ってきたら?~」でした。ストレスチェック制度について簡単な説明から始まり、集団分析の実施状況や利用状況、ストレス判定図の集計・分析などの解説がありました。その後、事例を出し、この事業場で何が起きていたのかを参加者とともに考えました。最後に集団分析活用による職場改善には①経営者主導②管理職主導③従業員主導の方法があり、そのメリット・デメリットについて解説されました。そして集団分析の活用には安全衛生委員会で審議調査し、できることから職場改善を進めていくことが大切だということでした。
金子美貴子氏
講演2は江藤敏治氏による「ストレスチェックから導く健『幸』経営」でした。江藤氏が実際に関わった企業のストレスチェックの集団分析結果から産業医や産業カウンセラーとともにセミナーを開催し、職場改善に至ったケースが紹介されました。企業や従業員が健康(健幸)でいるために集団分析からのアプローチが有効であるとのことでした。また、「産業医に必要な要素は企業を元気にできること」「元気にするにはコミュニケーションが重要」「そのためには自分を知ること」と説明されました。要所要所では隣同士・グループでの討議があり、参加者全員が研修会中に意見を出し合い、笑顔が多く見られた講演でした。
江藤敏治氏
12月15日に県医師会館で第24回研修会を開催し、全体を通して82名が参加しました。
第1部は永田久雄氏による講演「職場における転倒防止」でした。転倒災害の現状やリスクについてたくさんの写真と動画を用いて解説していただき、実際の転倒の状況について詳しく知ることができました。また、転倒災害防止教育には教育テキストだけではなく、事故動画の活用・体験型教育・運動など様々な角度からの取り組みが必要であるとの説明がありました。
永田久雄氏
第2部は「発達障がい者への支援~日常生活や職場での適応に向けて~」として、最初に桑原恵子氏より発達障害者支援センターの概要と相談内容についてのお話があり、続いて発達障がい者の特性や支援・配慮について説明していただきました。
桑原恵子氏
次に山永明氏より新潟障害者職業センターの紹介を兼ねて障害者の就職について説明がありました。その後3~4人のグループにわかれ、企業担当者が助言する場面を想定した演習を行いました。
山永明氏
6/2(土)に開催した第23回研修会は、産業医・看護職を中心に120名の方にご参加いただき無事に終了しました。
前半は、神村栄一氏による講演「産業領域でフル活用する認知行動療法-理論技法の概説と事例による学び-」でした。認知行動療法は自然治癒をプラスへ刺激する行動科学的工夫の集まりであり、もともと自然治癒がそこそこある心の不調に対して有効であるとのことでした。この他にうつの成人男性の事例紹介やストレスチェックについても触れていただきました。
神村栄一氏
後半は、田村三樹夫氏による講演「化学物質の有害性の特定とリスクアセスメントの進め方-SDSの活用-」でした。リスクアセスメントの対象となる化学物質等に係る危険性有害性に関する情報とそれらの定量的リスク評価・定性的リスク評価について解説していただきました。その後、リスクラベルについての個人ワークを行い、結果に基づく健康障害防止措置についての説明もありました。
田村三樹夫氏
また、今回は2018年度の総会も併せて実施しました。幹事の交代があり、規約を変更しました。
12月9日(土)に第22回研修会を開催し、全体を通して95名の方にご参加ただきました。
第一部は石川善樹氏による講演「人生100年時代における働き方と健康づくり」でした。最初に、社員に展開しやすい健康経営のポイントや、集団に働きかけるポイントとしてフィンランドでの実例の紹介がありました。また、2007年生まれの子供は平均寿命が107歳になると言われており、50歳から75歳までの第2期ワークをいかに生きるか、現在の60歳定年の発想の転換が必要になると考えさせられる講演でした。
会場風景
第二部は神應知道氏による講演「働き方改革から生き方改革へ」でした。健康に生きるためには生き方・生きがい・家族・ゆとりが必要であること、人生100年時代にはつながる・楽しむ・学ぶ・わかちあう・・・といったことがキーワードになるとお話しいただきました。そして、マイナス要因をいかに楽しくしていくか、自分にとって何が元気を上げるのか、理想とする将来は、などを考えていきました。
どちらの講演も、途中で4名一組で課題に対してのディスカッションを行いました。
グループディスカッションの様子