全国9か所の労災病院に設置されている治療就労両立支援センターでは、疾病の予防および増悪防止を目的とした生活指導、運動指導、栄養指導といった、勤労者の健康確保を図るための予防医療活動を行っています。
また、この予防医療活動によって集積した事例から、次の5つのテーマに基づいた予防法・指導法の研究開発を行い、全国の事業場に向けてそれらの成果の周知と普及に努めています。
・テーマ1
生活習慣に伴う疾病(メタボリックシンドローム、高血圧、喫煙、飲酒など)
・テーマ2
作業動作に伴う運動機能障害(関節痛、腰痛、頸肩腕症候群など)
・テーマ3
高齢勤労者特有の健康障害(ロコモティブ症候群、サルコペニアなど)
・テーマ4
勤労女性特有の健康障害(更年期、ライフステージ、勤務形態など)
・テーマ5
ストレス又は不眠(睡眠障害など)
これまでの研究課題では、SNSで話題を集めた「交代勤務者及び深夜業務におけるコンビニメニューの選び方に関する指導法の調査・研究、普及」や「勤労女性の飲酒実態調査及びアルコール健康障害予防のための適正飲酒の指導法の検討」等、皆様の健康維持に役立つ研究を行いました。これらの研究成果は、47都道府県に設置されている産業保健総合支援センター等を通じて事業場や働いている皆様にご活用いただいています。
また、上記の研究は当機構が発行する情報誌「産業保健21」でもご紹介していますので、併せてご覧ください。
★予防法・指導法の一覧はこちら
https://www.research.johas.go.jp/yobou/
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労働者健康安全機構
勤労者医療・産業保健部勤労者医療課 勤労者医療班
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