厚生労働省では、令和6年度エイジフレンドリー補助金の申請受付を令和6年5月7日から開始しました。
高年齢労働者の労働災害防止対策、労働者の転倒や腰痛を防止するための専門家による運動指導等、労働者の健康保持増進のために、エイジフレンドリー補助金を是非ご活用ください。
「じん肺」とは小さな砂ぼこりや金属粉など微細な粉じんを大量に吸入し続けることで、肺が固くなって呼吸が困難になる疾病のことです。
じん肺法では「粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病」と定義され、粉じん作業従事労働者は、地方じん肺診査医の診断結果によって「じん肺管理区分(管理区分Ⅰ~Ⅳ)」で区分されます。
じん肺の所見があり、6つの呼吸器疾患(肺結核、結核性胸膜炎、続発性気管支炎、続発性気管支拡張症、続発性気胸、原発性肺がん)が認められると、労災補償の対象となります。
当機構では過去、じん肺の合併症や診断方法について研究を行ってきました。
令和5年度からは、新たに3つの研究項目を設定し、じん肺の労災認定の迅速・適正化に寄与することを目的とします。
①深層学習によるじん肺診断ソフトの開発
②間質性肺病変を合併するじん肺症例の予後
③続発性気胸の治療についての検討
詳しい研究内容は、「労災疾病等研究普及サイト」をご覧ください。 https://www.research.johas.go.jp/jinpai2023/index.html
また、当機構では医師対象のじん肺診断技術研修を毎年開催しています。
詳細はこちら→ https://www.research.johas.go.jp/jinpaikenshu/
労災疾病等医学研究普及サイトのご案内「勤労者医療フォーラム」について
当機構では、労災病院治療就労両立支援センターをはじめとした医療機関の取組状況、産業保健スタッフや人事労務担当者等事業場の取組状況及び国の行政施策等を踏まえて、今後の治療と仕事の両立支援のあり方の検討を行うことを目的として、「勤労者医療フォーラム」を開催しております。当フォーラムに、治療に携わる医療関係者、産業医等の産業保健スタッフ、職場関係者及び患者さんご本人又はそのご家族の方など、多くの方々にご参加いただいております。
がんの両立支援に関する当フォーラムは毎年度開催しており、今年度は令和5年9月30日(土)に開催し、多くの方にご参加いただきました。次年度以降も当フォーラムを開催していくこととしておりますので、ぜひご参加ください。
過去のフォーラムの開催概要については、ホームページにて公開しておりますので、以下の労災疾病等医学研究普及サイトをご覧ください。
職場の仲間と歩数を記録する“ウオーキングチャレンジ”
皆さまの職場で、2週間楽しみながら歩数アップにチャレンジしてみませんか。
新潟県健康アプリ「グッピーヘルスケア※」を活用したアプリコースと、歩数集計表で記録するレポートコースがあります。
健康づくりやコミュニケーションのきっかけに、ぜひご参加ください!
チャレンジ期間:5月23日(木)~6月5日(水)
申込期間:4月23日(火)~5月8日(水)
表彰や抽選で当たる参加賞もあります。
詳細と申込みは、新潟市ホームページをご覧ください。
新潟市ホームページ:
http://www.city.niigata.lg.jp/iryo/kenko/undo/walkingchallenge/2024springWC.html
<お問い合わせ>
新潟市保健所健康増進課(TEL:025-212-8154)
※新潟県健康アプリ「グッピーヘルスケア」とは
アプリコースで使用するアプリ「グッピーヘルスケア」は、ウオーキングなどの運動やスポーツイベントに参加するとアプリ上でポイントを貯めることができます。貯まったポイントは、協力店で100ポイントごとに様々な特典やサービスと交換できます。なお、ウオーキングチャレンジにアプリコースで参加すると100ポイントが貯まります!
新潟県健康アプリ「グッピーヘルスケア」について:
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/mileage/
「新潟県健康寿命延伸フォーラム」のご案内(新潟県民医療推進協議会)
新潟県内の保健・医療・福祉に関する29の関係団体からなる「新潟県民医療推進協議会」の主催で、県民向けの標記イベントが開催されます。
健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。
平均寿命と健康寿命の間には、男性約8年、女性で約12年の差があり、誰もが最後まで健康で いきいきとした生活を送りたいと思っています。
本フォーラムに参加された皆さんが1つでも2つでもヒントを得て、元気で長生きができるよう 一緒に考える機会となれば幸いです。健康寿命を延ばしましょう!
【概要】
日 時:令和6年3月10日(日) 14:00〜15:00
講演①: 新潟県のたばこに関する現状と取組みについて
講師 新潟県福祉保健部健康づくり支援課 主任 石黒裕二 氏
講演②: 知ってナットク?たばこの謎と卒煙のコツ~卒煙チャレンジ応援します♪~
講師 新潟大学医学部保健学科教授 関 奈緒 氏
にいがたけんこうトーク:司会 BSN新潟放送 アナウンサー 工藤淳之介氏
健康立県にいがたアンバサダー よしもと新潟県住みます芸人 いっすねー!山脇 氏
参加費:無料
申 込:事前申込不要
視聴方法:こちらから、YouTubeにアクセスしてご覧いただけます。
また新潟県医師会のホームページにも本フォーラムのバナーがありますので、そこからYouTubeにも接続できます。
以下の「健康寿命延伸フォーラム」リーフレットにあるQRコードを読み取ってもご視聴いただけます。
(後日アーカイブ配信も予定しております。)
「健康寿命延伸フォーラム」リーフレット
労災疾病等医学研究普及サイトの御案内 「妊娠時の食・生活習慣」について
当機構では労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでおります。「労災疾病等医学研究普及サイト」では、これまで実施してきた研究成果について掲載しています。
今回はその中で令和5年度から新規に開始した「勤労女性の妊娠時の食・生活習慣に関する時間栄養学的研究」についてのご紹介です。
日本では働く女性が年々増加しており、出産前後に就業を継続する割合も年々増加していますが、未だ低いのが現状です。そのため、働きながらの妊娠や出産、産後のスムーズな社会復帰を支援するためには、妊娠前後のケア(妊産婦・子どもの健康)をより充実させることが重要です。
一方、近年の日本の出産に関する統計データでは、出生時の低体重児の割合が増加しており、ここ10年間はその割合が9.5%と高止まりしている状況です。
原因としては、高齢出産者の増加に加えて、多くの若年女性が瘦せていることが考えられ、妊婦が十分な栄養を摂取できていない可能性があります。
本研究では、働きながらの妊娠・分娩、さらに産後のスムーズな社会復帰のために、妊婦や胎児の健康への取組みの改善策について探求することを目的としています。
なお、詳細な研究内容については、下記URLからご覧いただけます。
https://www.research.johas.go.jp/ninshin2023/index.html
「THP健康づくり研修会(オンライン)」のご案内(新潟県THP推進協議会)
新潟県THP推進協議会では、年2回レベルアップ研修会を開催しています。
オンラインによる研修会です。全国どちらからでも、ご参加可能です。
職場での健康づくりを推進される皆様方は勿論、参加者ご自身の健康づくりにも、お役に立てていただけるものと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
■日時 2024年3月8日(金)13:00〜16:20
■参加費 新潟県THP推進協議会会員:5,000円(税込) 非会員 :7,000円(税込)
■詳細はこちら ⇒ THP健康づくり研修会(オンランイン)のご案内
新潟労働局より最新の労働衛生行政の動向についてご講演いただくほか、株式会社ZENTech代表取締役社長 金亨哲 様より「心理的安全性のつくりかた ~いきいきと働くために~」、早稲田大学スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 宮地元彦 様より「職場における身体活動・運動指導の進め方」についてご講演をいただきます。
■申込先はこちら⇒ THP健康づくり研修会(オンライン)申込フォーム
※本研修会は、THP指導者登録更新のためのレベルアップ研修として2単位取得可能です。
■お問い合わせ先
新潟県THP推進協議会 事務局(鈴木・宗村)
TEL:025-370-1945 メール:kenkousuisin@niwell.or.jp
【労災疾病等医学研究普及サイト】「予防医療モデル事業」についての御案内
当機構の治療就労両立支援センターでは、勤労者の健康確保を図るため、疾病の予防・増悪の防止を目的とした保健指導、生活指導、運動指導、栄養指導といった予防医療活動を行っています。
予防医療活動を通して、集積した事例の分析・評価等により、主に次の5つのテーマに基づいた予防法・指導法を研究開発し、全国の事業場への普及を図っています。
・テーマ1
生活習慣に伴う疾病(メタボリックシンドローム、高血圧、喫煙、飲酒など)
・テーマ2
作業動作に伴う運動機能障害(関節痛、腰痛、頸肩腕症候群など)
・テーマ3
高齢勤労者特有の健康障害(ロコモティブ症候群、サルコペニアなど)
・テーマ4
勤労女性特有の健康障害(更年期、ライフステージ、勤務形態など)
・テーマ5
ストレス又は不眠(睡眠障害など)
これまでには、SNSで大きな話題となった「交代勤務者及び深夜業務におけるコンビニメニューの選び方に関する指導法の調査・研究、普及」や「勤労女性の飲酒実態調査及びアルコール健康障害予防のための適正飲酒の指導法の検討」等、勤労者の健康維持に役立つ様々な研究を行ってきました。これらの研究成果は事業場や労働者の方々にご活用いただいています。
ここで先ほど紹介した2つの研究の他にも、当機構で取り組む研究については情報誌「産業保健21」に掲載していますので、併せてご覧ください。
https://www.johas.go.jp/sangyouhoken/johoteikyo/tabid/128/Default.aspx
また、ハンドブックを含めた、過去の研究の成果物(リーフレット等)や現在進行中の研究については、以下をご覧ください。
★予防法・指導法の一覧はこちら
https://www.research.johas.go.jp/yobou/