今般、職場における熱中症による死傷災害の発生状況(速報値)を取りまとめたところ、7月までの死傷者数計(死者・休業4日以上)が過去2番目の多さとなり、特に7月単月では最多となっております。
例年8月は死傷災害の発生件数が最多となっており、向こう1か月の季節予報では平均気温が平年より高い見込みと予報されており、対策に万全を期すことが重要です。
特に、暑さ指数(WBGT)を把握、活用して、必要に応じて作業の中断等を徹底することや、異常を認めたときは躊躇なく救急隊を要請することなど、状況に応じた熱中症予防対応の実施をお願いします。
全国労働衛生週間は、労働者の健康管理や職場環境の改善など、労働衛生に関する国民の意識を高め、職場での自主的な活動を促して労働者の健康を確保することなどを目的に、昭和25年から毎年実施しており、今年で74回目になります。本年度におきましても10月1日から7日までを本週間とし、9月1日から30日までを準備期間としています。
今年度は、「目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場」をスローガンとし、事業場における労働衛生意識の高揚を図るとともに、自主的な労働衛生管理活動の一層の促進を図ることといたします。
「定期健康診断等及び特定健康診査等の実施に係る事業者と保険者の連携・協力事項について」の一部改正について
令和6年度以降に実施する特定健康診査における随時中性脂肪の取扱い等について一部変更することを踏まえ、「定期健康診断等及び特定健康診査等の実施に関する協力依頼について」(令和2年12 月23 日付け基発1223 第5号・保発1223 第1号厚生労働省労働基準局長・保険局長連名通知)が改正されております。
詳しくは、下記PDFをご覧ください。
【労災疾病等医学研究普及サイト】「じん肺診断技術研修」についてご案内
当機構では、じん肺健康診断に従事する医師を対象として、必要な法制度の知識及び専門技術の修得を目的とした「じん肺診断技術研修」を年1回開催しております。この研修では、長年じん肺の研究に従事した複数のじん肺専門医師が講師を務め、研究で得た最新の知見や診断技術等を織り交ぜた講義を行っております。
令和5年度の「じん肺診断技術研修」につきましては、11月30日(木)~12月1日(金)の2日間で開催予定です。詳細は、当機構のホームページにて掲載予定です。
また、当機構の「労災疾病等医学研究普及サイト」において、令和4年度に開催した研修の様子などを紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
「治療と仕事の両立支援事例検討会開催のお知らせ(9/4 Zoom開催)」
年2回の恒例開催となりました事例検討会(上半期)を以下のとおり開催いたします。
新潟県内の実践事例を基に全員参加型の検討会にしたく、それぞれの事業場および医療機関の立場から事例報告をいただきます。ぜひ多職種交流の機会にお申込をお待ちしています。
1 日時 令和5年9月4日(月)午後2時~午後4時
2 形式 オンラインZoomシステムを使用(受付後にURLをご案内します。)
3 参集者 事業場・医療機関(Dr,NS,MSW等)・ハローワーク担当者、産業保健スタッフ、
両立支援コーディネーター基礎研修修了者ほか
4 内容 1)事例報告「治療と仕事の両立支援の実践現場から」(2事例)
① 難病を抱える労働者の復帰受入
② 若年性認知症を抱える労働者への伴走型支援
2)事例報告を受けて、グループ討議
5 申込 以下①②いずれかの方法でご連絡ください。 (*8月31日までにご回答)
① Google Form(URLをクリックの上、入力ください。)
https://docs.google.com/forms/d/1VLLtjjBxbuZ1_GWuoVAZT_1DgWM-XBG-XQ0FNBj7CAs/edit
②当ホームページのお問い合わせフォーム(所属機関、職名、参加者氏名、PC台数(複数名申込時)、要望・質問を本文に入力ください。)
労働者健康安全機構では、じん肺健康診断に従事する医師として必要な専門技術を修得することを目的とした「第16回じん肺診断技術研修」を令和5年11月30日(木)~12月1日(金)に開催いたします。
本研修を全て受講しますと、日本医師会認定産業医制度に係る認定単位9.5単位(生涯単位のみ)のほかに、日本職業・災害医学会が認定する労災補償指導医制度の認定単位2単位(選択単位 業務上疾病の労災補償)も取得できます。
詳細は以下のファイルをご確認ください。申込手続については、受講申込書をダウンロードし、必要事項を御記入の上、下記メールアドレス宛て令和5年10月16日(月)までにお申込みください。
※定員に達した時点で申込受付を終了します。
※電話、FAXによるお申込みは受付しておりません。
Mail:kenkyu@honbu.johas.go.jp
受講申込書はこちら
【中小企業の皆様に役立てていただくための手軽な取り組み集のご案内】
日本産業衛生学会 中小企業安全衛生研究会では、 従業員の健康・安全を推進するための方策に関するヒントと課題を明らかに することを目的に、 2021 ~2022 年にかけて中小企業の人事総務担当者などに好事例 (ちょっとした工夫・取り組み) のインタビューを行ってまいりました。
好事例は以下の4つの領域別に示しております。
①新型コロナ対策
②有害作業対策
③生活習慣病対策
④メンタルヘルス対策
現場で 実際に行われている良い取り組みをまとめ 、中小企業の皆様に役立てていただくべく、研究班のホームページ上で公開しています。
閲覧はすべて無料になっております。ぜひ気軽にアクセスしてみてください。
日本産業衛生学会 中小企業安全衛生研究会ホームページ