第6回研究会(2009年12月12日)
12月12日に第6回研修会を開催し、142名の方からご参加いただきました。
今回の研修会ではそれぞれ異なるテーマで3つの講演を行いました。
第一部の講演は「職場における高血圧管理」(加藤公則先生:新潟県労働衛生医学協会)で、血圧の考え方や家庭血圧測定の意義、血圧の正常高値に対する取り組み方、血圧治療として捉えた高血圧の考え方等について解説し、産業保健上での高血圧管理のよくある問題点疑問点を解決していただきました。
加藤公則氏
榊直人氏
第二部の講演は「最近の労働衛生関係通達の改正点 精神障害等の労災認定について」(榊直人先生:新潟労働局労災補償監察官)で、平成21年4月に改正された精神障害等の労災認定の改正点や判断指針の概要、労災の請求・支給の推移等の説明をしてきただき、これからの産業保健分野での重要なテーマの一つであると改めて実感させられました。
鈴木宏氏
第三部の講演は「その後の新型インフルエンザの展開と新しい問題への対応」(鈴木宏先生:新潟大学医学部公衆衛生学教授)で、新型インフルエンザH1N1の特徴や、家庭・職場・医療それぞれの立場での対応、有効なワクチン等について、分かりやすい言葉にかみ砕き、ユーモアも交えながら解説をしていただきました。
また、これまでの受付の混乱を踏まえ、今回の研修会では研修会受付窓口の数を増やすことにより混雑を緩和させる改善を行いました。これからもより良い研修会となるよう努力していきたいと思いますので、温かいご声援をよろしくお願いいたします。