第4回研修会(2008年12月13日)
12月13日、『新潟産業保健研究会第4回研修会』を開催しました。(於:新潟県医師会館)今回は、102名の方からご参加いただきました。
今回の研修会のテーマは、『メンタルヘルス対策』であり、第1部が事例検討、第2部が基調講演でした。テーマとの関係から、今まで以上に、産業カウンセラー、労務担当者等の参加が多く見られました。
第1部の事例検討は、「職場復帰支援事例」で、後藤雅博氏(新潟大学医学部保健学科教授)の進行とコーディネートにより、参加者を10名のグルプに分け、グループリーダーの進行のもと、①うつ病にり患した要因、②産業保健関係スタッフが関与した評価すべき点について討議し、結果を全てのグループの代表者にご発表いただき、コメンテーター(産業医:安藤武士氏(東日本旅客鉄道会社新潟支社)、精神科医:福島昇氏(新潟市こころの健康センター所長)、産業看護師/保健師:日野ゆう子氏(富士通コミュニケーションサービス)、産業カウンセラー:金子美貴子氏(日本産業カウンセラー協会上信越支部)、企業担当者:星野孝志氏(日揮触媒化成))を加えて意見交換を進める方法で行われました。
コーディネーター後藤雅博氏
グループ討議風景
メンタスヘルス対策は、現下の産業保健において最重要課題のひとつであり、各グループでは、熱心な議論が展開されていました。また、コメンテーターとの意見交換の過程で、それぞれの立場の抱える問題点が浮き彫りになるとともに、連携の重要性が再確認されました。
コメンテーター(右から)安藤武士氏、福島昇氏、日野ゆう子氏、金子美貴子氏、星野孝志氏
代表者による討議結果発表
第2部の基調講演は、「職場のメンタルヘルス~連携の実際~」(講師:メンタルクリニックみさと所長 精神科医師 天笠崇氏、司会:新潟県労働衛生医学協会 松原統氏)で、明快、かつ、熱意あふれる語り口とともに、講師の豊富なご経験に基づき、職場復帰支援プログラムの策定を始めとする種々のご提言をいただきました。
講師 天笠崇氏
※基調講演の講師の交替に伴う研修会開始時刻等の変更のご連絡に不徹底があったことを深くお詫び申し上げます。(新潟産業保健研究会事務局:新潟産業保健推進センター)