お知らせ:研修会開催報告

第19回研修会(2016年6月4日)

2016年06月04日

 今回は、京都大学より上床輝久先生をお呼びして「職場における発達障害」をテーマに講演と事例検討を行い、119名の方に参加していただきました。

 講演では発達障害の基本的考え方、職場の人間関係下での影響や問題点を事例を交えて論ずるとともに、発達障害の特性・文化を理解することが支援の始まりになると述べられました。また、コミュニケーションの困難・こだわりの強さ・独特な感覚・注意集中の困難・衝動性などそれぞれの特性に応じた支援が効果的であり、適切な支援がメンタル不調や二次障害の予防につながると結論付けられました。

 
上床 輝久 氏


会場風景

 事例検討では15グループにわかれて産業職場での発達障害の事例をもとに、グループワークでの議論を通した対処法の検討を行いました。その後各グループの発表者が事例毎の課題や対処法を発表し、上床先生より講評を受けました。難しい事例でしたが、素晴らしい解答がたくさん挙げられ、とても盛り上がりました。


事例検討の様子

 また、2016年度総会も同時に開催し、昨年度の収支や活動状況、規約の改訂などについて報告いたしました。最新の規約はこちらでご確認ください。

 
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